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実戦譜…指してみたい手 [実戦譜]

後手(私です)△3三桂。
実戦譜20110821#01.png
四間飛車対右四間の戦形から角銀交換となった局面で指した一手、
この△3三桂が指してみたかった手です。
以下▲4一飛成に△4二飛とぶつけ、▲4二同龍、△同金、▲3一飛、△5一銀。
実戦譜20110821#02.png
この銀打ちが指したかったもうひとつの手、
持ち駒の銀の投入はちょっともったいないかもしれませんが、
がっちり固めて△3三の桂馬を活かした反撃の機会を狙っています。
先手は▲1一飛成、駒得になる自然な手ですが、
私はこの位置に龍が来るのを待っていました。私はすぐ△5五角。
もしここで▲6六銀なら△1九角成から後手だけ桂香を拾えますので、
少し有利かなというのが私の考えです。
しかし先手は▲8八銀、そこで私は△3九飛。
このまま先手が放置すれば△8八角成、▲同玉、△6九飛成なので、
先手は何か受けなくてはなりません。
先手▲6八金寄。
私はもし▲6八金寄だったら△4五桂、▲2一龍、△5三桂成の予定でしたが、
もうかなり有利になったと思い△2九飛成で駒得確保に方針変更しました。
実戦譜20110821#03.png
この時先手▲5六角-。
実戦譜20110821#04.png
私はしまったと思いました。
一例が△1九龍、▲3四角。放っておくと▲6一角成、△同銀、△5一龍なので、
とりあえず△4三歩と受けるでしょうが、
この時もし▲4四歩とされたら△同角、▲4八香で困っていたと思います。
実戦譜20110821#05.png
もちろんこの局面になったからと言って後手が悪いということもないのでしょうが、
余計な変化の可能性を残してしまったようです。
私は▲6八金寄のとき△4五桂と決めにいかなかったことを後悔していました。
実戦も△1九龍、▲3四角、△4三歩と進み、私は▲4四歩を覚悟していましたが、
しかしここで先手は▲2三角成、私の読みとは違っていました。
私は内心ほっとしながら△4五桂-。
実戦譜20110821#06.png
桂跳ねで左桂の活用ができ、同時に龍取りをかけるという狙い筋が実現しました。

本譜はちょっと危なっかしかったですが、
苦手の右四間に自分なりの対抗手段をひとつ見つけたような気がします。
しばらく右四間にはこの手順を念頭において、
指してみたいと思っております。

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うっかりの銀打ち [実戦譜]

24での対局、後手が私です。
実戦譜20110319#01.png
終盤の局面で先手が▲5二歩成としたところ、
私は金取りを放置して「△5七と」と踏込みました。
以下▲6九歩、△4八と。
実戦譜20110319#02.png
▲同金、△7三金、▲6二と、私は△5七銀打、
まったくのうっかりでした。
実戦譜20110319#03.png
私は脳天気にも、攻めて続けて優勢と思っておりました。
先手当然の▲5七同金、△同銀成、そして▲7一銀-。
実戦譜20110319#04.png
うっかりの△5七銀打であっと言う間の終局となってしまいました。

翻って、2つ目の局面で先手が▲4八同金としたとき、
いったん△5二金としてと金を払っておいた方が良かったと思います。
実戦譜20110319#05.png
もし▲5二角成ならそこで△6九龍と王手すれば、
先手は▲4九金打とせざるをえないでしょうから、
後手は△6三銀と馬に当てながら自陣を補強することができました。
実戦譜20110319#06.png
本譜は最後に斜めに効く駒を渡してはいけないことをうっかりしただけでなく、
玉形や、玉周辺の堅さをよく見渡すことも忘れていたようです。
今少し寄せ合いの勝負ができたはずで、
とてももったいない負け方をしてしまったなと思いました。
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寄せ損ね [実戦譜]

後手△4六角。
実戦譜20110318#01.png
後手が▲7八にあった角を龍で取り、先手が▲同金と応じ、
私が取ったばかりの角を△4六に打ち込んだところです。

本譜も24での対局、後手が私です。
龍で角を取ったときの私の読み筋は、まずこの△4六角の王手で、
先手は合駒は桂馬でするしかなく、
そこで△4七角成とすれば、後手勝ちと考えておりました。
なにしろ2~4筋は後手の厚みが先手を圧倒しており、
とにかく上から駒を積み重ねていけば、
自然と後手が勝ちになるはずです。
そして私の読み通り先手は▲3七桂、私は予定通り△4七角成。
「あとは▲同銀、△3七角成やな。」
私が勝手読みしていたとき、先手「▲4九桂-。」
実戦譜20110318#02.png
まったく読んでいませんでした。
あせった私は△2六桂
実戦譜20110318#03.png
先手▲4七銀-。
実戦譜20110318#04.png
『あっ。』うっかりしていました。
攻撃の要の馬をぼろっと取られてしまい、△2六の桂馬も空振り、
しかたなく△4七同金としましたが、
▲6二飛、△4一歩、▲5一角と進んだ局面-。
実戦譜20110318#05.png
まだたぶん後手が勝ってはいるんでしょうけれど、
随分下手な寄せ方となってしまいました。
先手の飛車角も迫ってきており、これ以上間違うと逆転もありそうです。

翻って、3つ目の局面図で△2五桂でなく△3五桂なら簡単でした。
実戦譜20110318#06.png
これなら、▲4七銀と馬を取られても、△2七桂成があるので、
持ち駒に飛角しかない先手には受けようがありません。
馬を取られても大丈夫なようにするにはどうしたらよいか、
そんな風に考えて指せるようになりたいと思った終盤の局面でした。
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相振飛車…対三間2 [実戦譜]

後手「△1四歩。」
実戦譜2010227#01.png
いつものように24での対局、先手が私です。
ふだん類似局面では反射的に▲1六歩と受けるのですが、
『受けずに▲3九玉として指せないかな。』と思い、
▲3九玉としてみました。
▲2八玉と入城せず、その分左辺に手をかけようという考えです。
後手は当然のように△1五歩。私も▲9六歩とし、端を狙います。
後手△3三桂、私は▲5八金左。
そして「△1六歩-。」
実戦譜2010227#02.png
私は『角も銀も応援なしで、さすがに無理攻めではないか。』
と思いましたが、けっこう嫌な感じがしました。
しかしまさかこの歩をただで成らせるわけにもいかないので、
▲1六同歩と応じます。
後手は当然△1七歩-。
実戦譜2010227#03.png
30手もさしていないのに、もう自陣に手をつけられてしまい、
精神的にしんどい状況になってしまいました。
とにかく▲1七同香と応じますが、後手は△2五桂-。
実戦譜2010227#04.png
放置していると攻めに角を足されて、
1筋を破られてしまうと考えた私は泣く泣く▲2八玉。
当初方針通りに指せなかった悔しさで、涙が出そうになりましたが、
次の一手で目が覚めました。
「△1四飛-。」
実戦譜2010227#05.png
『そうか、なるほど。』
△1七桂成に▲同玉なら△1六飛で飛車の成りこみが防げませんから、
▲1七同桂と応じるしかありませんが、
そのとき△1六飛と歩を飛車でとることができるのが、△1四飛のいいところです。
私は早くも『完敗やな。』と思いました。
この後▲2六歩、△1七桂成、▲同桂、△1六飛、▲1八歩、△1四飛、
▲2七銀、△1六歩、▲2九桂、△1五香、▲1六銀、△同香、▲3八金、△3五銀、
▲2七金、△4四角。
実戦譜2010227#06.png
私も精一杯粘ったのですが、一方的に1~2筋をいじめられ、
短手数で大差の敗北(最終図の後、数手で投了)となってしまいました。
この将棋、序盤の△1四歩に▲1六歩と受けなかったのが、
やはりいけなかったと思います。
左辺ではなく、右辺にこそもっと手をかけるべきだったようです。

しかし、序盤早々の△1六歩~△1七歩~△2五桂や、
桂頭の歩を取りにいく△1四飛など、
ぼろぼろの将棋ではありましたが得るものもあり、
それを今後に活かしていきたいと思っております。
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相振飛車…対三間 [実戦譜]

今日の棋譜は24での実戦譜、先手が私です。
実戦譜2010206#01.png
最初の局面は後手が△4五歩と角交換を挑んできたところです。
私は▲2二角成と応じ、以下△2二同銀、▲7七角。
実戦譜2010206#02.png
私はこのラインに角を先着する限り、除々に良くなるだろうと思っていました。
以下△3三銀、▲5六銀、△8四飛、▲7八金。
実戦譜2010206#03.png
飛車で受けるか、金で受けるか少し悩みましたが、
金で受けた方が手堅いかなと考え指したものです。
また、▲7八金には△7六角がちょっと嫌だったのですが、
▲8六角とすれば大丈夫だろうという読みでした。
しかし自玉から金を離すこの▲7八金は、やはり疑問だったようで、
局後大いに後悔したのですが、後の祭りとなりました。
さて、ここで後手の一手は私が思った通り△7六角。
実戦譜2010206#04.png
私は予定していた通り▲8六角と受け、以下△4四銀。
自玉の周囲が薄いので、▲3八玉~▲4八金とするか、
角を奪う▲6五銀とするか随分考えましたが、
「▲6五銀-。」私はいけると踏んで角取りを決断しました。
実戦譜2010206#05.png
しかしこれは局後敗着かなと思ったほど、結果的にまずい手になりました。
ここは少し悔しいけれどいったん▲6七銀として、
しばらくは自陣の態勢立て直しに注力した方がよかったようです。
後手はこの▲6五銀を見てすぐ「△4九角成!」
以下▲4九同玉、「△4六歩!」
実戦譜2010206#06.png
後手は駒損ではありますが、玉形は私よりはるかに堅く、
△8四の飛車もすぐ▲8六の角と交換して攻めに使えそうです。
私の方は▲2八の銀がひどいだけでなく、
守備の要となるべき▲7八の金も玉から遠く離れています。
玉頭に突き出された△4六歩で、残念ながらほぼ大勢は決しました。
以下は徹底的に4筋から攻められ、一方的な将棋となりました。
最後に私の投了図を掲載します。
実戦譜2010206#07.png
後手の囲いは崩れず序盤の状態のまま、
先手陣だけが終盤という大差の終局、
悔しい敗戦でした。

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またうっかり3 [実戦譜]

先手▲7七角。
実戦譜20101218#01.PNG
本譜は私がたまに参加させていただいているリーグ戦の一局です。
先手のTさんは私よりおそらく香車1枚ぐらい上手ですが、
この対局では一時的にレーティングが一定差を割り込んでいたため、
平手での対戦となりました。
▲7七角を見た私は、穴熊の可能性があると考え、
とりあえず△4三銀と様子を見ます。
以下▲8八玉、△9四歩、そして▲9八香。
ここで私は穴熊に備え△4一に待機させていた金を△3二金とし、
先手右翼に速攻をしかけることにしました。
実戦譜20101218#02.PNG
先手は▲9九玉、私はただちに△2四歩。
実戦譜20101218#03.PNG
穴熊が完成する前に開戦しました。
以下▲2四同歩、△同飛、「▲2六歩-。」
▲2六歩を見て『チャンスや。』と思いました。
歩打ちが飛車当りでないので、△3五歩と突けるからです。
私は△3五歩、先手は悠々▲8八銀、
『なぜ先手は2筋を受けないんやろう?』と思いながらも、
さらに△3四銀と駒を前に進めます。
先手はここで「▲1六歩-。」
実戦譜20101218#04.PNG
『よしっ。これで2筋は突破できる。』
私は△2五歩と歩を合わせ、
飛車と銀のコンビネーションで2筋を完全に支配下に置いたと思っていました。
以下▲2五同歩、△同銀。
そして「▲1七桂-。」
実戦譜20101218#05.PNG
もちろんその手は読んでいましたよとばかりに△2六歩と打とうとした時、
『あっ、そうか-。』
またしても私はうっかりしていました。
△2六歩、▲2五桂、△同飛とした時に、
▲3四銀の飛車角両取があることを見落としていたのです。
もっとも▲3四銀に△2四飛、▲3三銀不成、△同桂と進んでも、
案外後手も指せていたかもしれないのですが、
私は穴熊の先手に大駒も取られてはまずいと思いましたし、
何より見落としに動揺しました。
何かほかに手はないかと20分の持ち時間から5分を投入、
そして開き直って「△3四銀-。」と飛車をぶつけます。
以下▲2四同飛、△同角。
私はしくじったと思いました。
『こんなことになるなら、もっとじっくり指すべきだった。』
おそらく先手の次の一手は▲7九金か▲2二歩、
後手の私の方は2~3筋の角金銀が守りに働いておらずばらばら、
それに比べ先手は▲7九金と締まるだけで、随分しっかりします。
そして思ったとおり先手は「▲7九金-。」
実戦譜20101218#06.PNG
この局面で私はとにかく△2九飛とし、
▲2二歩には△3三桂と耐えるしかないとあきらめていました。
ところがその時、先手「▲4一飛-。」
危機は去りました。
私は「△4二角-。」
実戦譜20101218#07.PNG
△2一の地点をつい今しがた打ち込んだ飛車が守っています。
会心の受けでした。
この後は先手の飛車を召し取り、2枚飛車で少しずつ駒得を重ね、
運よく勝つことができました。

本譜は序盤攻め急いだ上に、見落としもあったため、
あっさり負けてもおかしくない将棋だったと思います。
△4二角が指せたのは、ただ運がよかっただけでしょう。
先を読む力を身につけるのは、
将棋も仕事も本当に難しいと、つくづく思いました。
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またうっかり2 [実戦譜]

後手3三角-。
実戦譜20101119#01.PNG
24での対局、先手が私です。
歩を含め、先手の駒が前に進んでいませんが、
これは2枚金に囲う予定で▲2八に上げた銀を、
美濃にするために組み替えたためで、
先手がかなり手損をしています。
ここで私は▲6六歩、矢倉を攻略するために6筋を攻めることにしました。
しかしこれは今思えばまずい手だったように思います。
後手「△4五歩-。」
実戦譜20101119#02.PNG
すかさず後手に△4五歩とされ、
△4四の好位置に角を据えるチャンスを与えてしまいました。
翻って▲6六歩のところでは、▲5六歩と角道を通したまま、
▲5七銀と5筋に銀を活用した方がよかったと思います。
自分から角道を止めた▲6六歩はまずい手でした。
実戦は以下、▲6七銀、△4三銀、▲5六銀、△5四銀、▲6八飛、△7四歩、
▲7七角、△4四角と進み次図。
実戦譜20101119#03.PNG
後手の角が△4四で威張っているのを悔しく思いながらも、
何とか6筋を攻めようと考え▲8六角としました。
実戦譜20101119#04.PNG
ここで後手は△3三桂、私も負けじと「▲7七桂-。」
手拍子でした。
私はこっちも桂馬を使わなくてはと思ったのですが、
次の手をうっかりしていました。
後手「△7五歩-。」
実戦譜20101119#05.PNG
私はしびれていました。
△7五の歩を取ればもちろん△7六歩ですし、
取らなくても次に△7六歩と突き出されます。
何か手をつけておこうと▲9四歩とし、△同歩に▲6七銀と退きます。
しかし攻めるために▲5六に出た銀を退くようでは、
何をやっているかわかりません。
先手の攻めを完全につぶした後手は悠々△1五歩と先手玉の攻撃を開始、
以下▲7五角、△1六歩、▲1八歩、
そして△3六歩-。
実戦譜20101119#06.PNG
私は劣勢をはっきり意識していました。
左翼は攻めを抑止され、先手玉がいる右翼だけ火の手が上がっています。
この後も△5五角~△2五桂と一方的に攻められ、
端もうまくからめられて、ぼろぼろにされてしまいました。

まさにぼろぼろの投了図は次図-。
実戦譜20101119#07.PNG
手損と▲6六歩や▲7七桂のうっかりをきっちりとがめられ、
悔しさもいっぱいの、大差の終局となりました。
何とか今回整理した反省点を、今後につなげたいものです。
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またうっかり [実戦譜]

後手「△8九飛。」
実戦譜20101113#01.PNG
私(先手です)は、ここをうまく凌げば勝ちと診ていました。
後手に持ち駒はなく、「この際、香車も取らせんとこう。」と考え、
▲7九飛-。
実戦譜20101113#02.PNG
私の考えは、『▲7九飛、△同飛成、▲同金』で金が一段目に下がることで、
飛車の打込みに強くなり自陣は安泰というものでした。
本譜はまさに▲7九飛、△同飛成、▲同金と進み私は一安心、しかし、
△7七飛-。
実戦譜20101113#03.PNG
「しまった、▲5七が無防備だった。」
指されてからようやくそのことに気づき、
私はいつぞやと同じように「ぎゃふん。」となってしまいました。
何をやっているんやろうと思いながら泣く泣く▲4六桂。
実戦譜20101113#04.PNG
これなら△8九飛と打ち込まれたときに▲4六桂としていた方がよく、
本譜は手順に金をただで渡すことになってしまい、まさにお手伝いでした。
もう2手読みが足りません。
▲7九飛は、注意不足の一手でした。
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うっかり…その3 [実戦譜]

先手▲4六歩。
棋譜検討20100820#01.png
24での対局、後手が私です。
先手は私が主砲の飛車を据えている四筋の歩を伸ばしてきました。
これに反発した私は△4五歩といきなり歩をぶつけ、以下▲4五同歩、△同飛。
棋譜検討20100820#02.png
ここで先手は▲3七桂、私は△4二飛とひき、
そして▲4五歩と飛車先を押さえてきました。
私は「△3三桂と跳ねれば▲4五の歩を標的にできるのではないか。」
そう想い、じっくり読みますが、
見れば見るほど労せずして▲4五歩を掠め取れそうに思います。
私は自信を持って「△3三桂-。」
棋譜検討20100820#03.png
先手「▲4四歩-。」
「あっ!?」
棋譜検討20100820#04.png
私は声を出しそうになりました。
角の効きで歩を突き出し、飛車先を止める筋はよく出てくるのに、
全くのうっかりです。
「△2二の角も身動きがとれない、ひどい。」
しかし少しでも態勢を立て直さなくてはいけないと思い直し、まず△3二金、
以下▲4七銀、△4一飛、▲2五歩、△4二銀、▲5六銀。
私が駒組に苦労している間に、
先手は2筋の歩を伸ばし、銀を5筋に繰り出してきました。
先手銀が5筋に行ったのを見た私は「3筋の守備がなくなった。チャンスだ。」
そう考え、力強く「△3五歩-。」
棋譜検討20100820#05.png
自信たっぷりに桂頭を先攻します。
先手「▲2六飛。」
棋譜検討20100820#06.png
「あっ!?」
本局2回目の「あっ!?」
今度は▲2六飛の受けを見落とすうっかりぶりで、早くも苦しくなってきました。
以下△5四歩、▲3五歩、△5三銀、▲3四歩。
棋譜検討20100820#07.png
右辺を制圧され駒損も確定で、つらい将棋になってしまいました。

それにしても、今回のうっかりはあまりにもひどく、
どうして気がつかなかったのかと本当にがっくりきました。
治療法に苦慮しそうです。
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うっかり…その2 [実戦譜]

「先手▲7五歩」
棋譜検討20100819#01.png
後手の私は四間飛車、
▲7五歩と突かれたことで、「穴熊にもぐった方がいいかな。」と考えていました。
一方先手はあひる模様、低い構えで大駒の打ち込みに強い形なので、
単純な飛車角の捌き合いになってはまずいでしょう。
ここで私は△9二香と穴熊を明示しました。
棋譜検討20100819#02.png
しかしこれは決めすぎでまずかったと思います。
以下▲7六飛、△9一玉、そして「▲9五歩-。」
棋譜検討20100819#03.png
後手玉がもぐった瞬間に端に手を着けられてしまい、いかにも危なそうな感じがします。
しかしまさか応じないわけにもいかない私は、とりあえず△9五同歩、
以下▲9五同香、△9三歩、▲7四歩、△同歩に「▲7三歩-。」
棋譜検討20100819#04.png
銀が△8八に締まっていない後手にとって、実に嫌な歩が飛んできました。
左辺の飛車角金銀が全く働いていない状況で、
後手玉周辺に火の手が上がっています。
翻って、△9二香のとき先に△7二金であれば、この強襲はなく
今少し穏やかな状況で済んでいたと思います。
とにかく遅まきながら私は△8二銀とし、上部の攻めに備えます。
しかし先手は▲7四飛、後手△7三銀に予想通り「▲7三同飛成-。」
そして△7三同桂に▲7四歩。
棋譜検討20100819#05.png
私はもう投げ出したくなりましたが、とにかく△7二歩。
しかし当然の▲7三歩成、そして△7三同歩、▲8五桂、
私は△8二玉と玉の顔面で受けますが、▲3三角成、△同桂に▲7五角。
棋譜検討20100819#06.png
文字通り身も心もぼろぼろにされてしまいました。

さて、最終図の局面で、私は△7二金を指しておかなかったことを後悔していましたが、
そもそも前回記事に掲載した終盤同様、序盤の感覚もどうかしているようで、
穴熊に組む棋譜をもう少し並べて矯正する必要がありそうです。
それにしてもあひるがあひる模様の戦法にやられてしまい、
本家のあひるとして実に残念、とにかく悔しいかぎりです。
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